慶應義塾大学 SFC 徳井直生研究室

Computational Creativity Lab

Computational Creativity

先入観を持たない観察者が創造的(creative)とみなすであろう振る舞いをみせる計算システム(computational system)に関するアート、サイエンス、哲学、エンジニアリング

International Computational Creativity Conference (ICCC)

AIと創造性

AIは、創造性を拡張する「道具」であると同時に、人の創造的なプロセスがどのように働くのかを写し出す「鏡」でもあります。私たちは、AIを単なる最適化のツールとしてではなく、オルタナティブな答え/アイデアを求めるためのパートナーとしてとらえています。主に音楽やデザイン、アートの領域で、AIを用いた新しい創造性のあり方について、研究、表現の実践を行っています。

AIと社会

AIによる社会やビジネスの「効率化」が、力を持った一部の人たちの手によって進められようとしています。AIによって人が監視、評価される社会の到来が予見される中で、どうAIと向き合っていくべきか、そしてAIの利用をどのように規制すべきなのか。私たちは、AI技術の研究と表現をとおして、来るべきAI社会に対して、様々な問題提起を行っていきます。

AIの自律性

より根源的にAIについて議論していくと、汎用的なAIは実現できるのか、人の知性を超えると言われるシンギュラリティはいずれ来るのかといった疑問に最終的に行き着きます。AIアルゴリズム自体が、学習の目的や解を探索する空間を定義できるようになった時に、大きな質的転換が起こると考えられます。そうしたAIの存在そのものに対する思索を深めるために、「AIの、AIによる、AIのためのアート/音楽/デザイン…は可能か」という遠大な疑問にも、表現の実践を通して取り組みます。